一人で死ねばいい論争

川崎で起きた殺傷事件で犯人が自殺した件で、

テレビやネットで「死にたいなら一人で死ねばいい」「それを言わないでほしい」

という意見があり、

論争みたいになってる。


「それを言わないでほしい」とコメントした人は、

加害者を擁護している、悪魔の立場で考えなくてはならないのか・・・などと批判されている。


死にたいなら他人を巻きこまずに一人で死ねばいい

だったら、自分一人で命を断てば・・・というようなテレビ出演者の言葉に、

「普通に思うこと」と支持する芸能人もいる。


それが普通ならば、

私は普通じゃないなあと思う。

私は事件や自殺の連鎖を恐れているから、

「だったら自分一人で命を断てばいい」という主張に賛同できない。


事件と無関係に、「だったら自分一人で命を断てばいい」という言葉だけを取り出してしまう人はいるだろう。

視野が狭くなっていたら起こる。

自殺OKよと言われているみたいに受け取ったり、

背中を押されているみたいに感じるかもしれない。


論争を見聞きして思ったのは、

テレビやネットの情報は、毒になる場合が多いなあということ。

弱っているとき、毒が含まれているかもしれない情報を遠ざけた方が良いようだ。


テレビで発言している人たちの中には、その影響を考えない人もいるし、

何を言ってもいいと思っているかのような人もいる。


それにしても、いつから「死ねばいい」「死んでくれよ」「命を断てばいい」という発言が

テレビでOKになったんだろう。

いつの間にか、弱者はひっそり死ねばいいという世の中になったのかな。


・・・わたむし(妻)