「逆転人生」世界最大級のネット炎上

NHK「逆転人生」世界最大級のネット炎上を見た。

弁護士・唐澤貴洋さんが出演。

ネット炎上の実態を唐澤さんが解説したのではなく、

炎上の当事者として出演した。


元々は、唐澤さんがネット炎上への対応を依頼された。

炎上の当事者でなかった。

番組で、なぜネット掲示板で唐澤さんがいじられ始めたかは分からなかった。

エスカレートしていく嫌がらせの内容が紹介された。


嫌がらせの場になったのは、ツイッターと5ちゃんねるのようだった。

「無能」「詐欺師」というような悪口が唐澤さんの名前につけられて投稿されたため、

唐澤貴洋と検索すると、悪口が表示される。

なので、ネット経由の仕事依頼が激減した。

嫌がらせをする人たちは、それをねらって悪口を書きこんでいたと見られる。

そして、悪い内容のまとめサイトも作られ、

掲示板やツイッター以外でも嫌がらせが拡散した。


なりすましアカウントが、アイドルを刺したと告白する書き込みをし、

それを信じたマスコミが唐澤さんの事務所に押し寄せた。

犯人扱いだ。


自宅の住所がつきとめられ、唐澤さんは引っ越し。

しかし、嫌からせは続く。

ネットで企業各所を爆破予告をする書き込みがあったのだが、

唐澤さんの名前が使われていた。


唐澤さんを尾行して隠し撮りし、画像を投稿する者が現れたり、

カッターナイフを仕掛けられた郵便物が送りつけられたり、

唐澤さんの父親までも嫌がらせを受けたりした。

墓にスプレーでの落書きもあった。


たまたま、一人の嫌がらせ加害者が複数のハンドルネームを使っているのではないかと

掲示板で噂され、

唐澤さんが警察にそれを伝えたところ、

その人物が過去にハッキングで逮捕されたという経緯があり、

唐澤さんへの嫌がらせでも逮捕に至った。


怖いなあと思ったのは、複ハン使いの噂を読み流していたら、

逮捕に至らず嫌がらせは続けられただろうということ。

高いスキルを持つ加害者を警察が特定するのは、かなり難しいことも怖かった。


今でも、唐澤さんへの嫌がらせは続いている。

根絶は難しいようだ。

ただ、何人かの加害者が逮捕されたから、

墓への落書きや危険なことは治まっているようだ。

しかし、嫌がらせは続いている。


唐澤さんについて検索すると、

加害者の唐澤さん叩きが続いているというのが分かる。

今でも唐澤さんの隙を見つけようと、

唐澤さんに注目していて、NHK「逆転人生」に出演したことも

ネタにして叩いている。


番組とネットの反応を見て、

「これは、戦争なんだな」と思った。

相手の傷を見つけて突く加害者たちと、唐澤さんとの戦いはなくならないようだ。


寄生虫と宿主のようにも見えた。

唐澤さんを叩いてコミュニケーションを楽しみを得る寄生虫には、唐澤さんが必要だ。

唐澤さんが存在しなくなれば、「寄生虫」は楽しみが得られなくなる。

彼ら彼女らが楽しむには、唐澤さんが元気に弁護士として活躍する必要がある。

テレビに出演するほどに元気であれば、叩くネタが得られ楽しめる。

彼ら彼女らは、唐澤さんに寄りかかって生きているようなものだなあ。


人が苦しむ様子を見て楽しむ人たちが、この世にたくさんいる。

特別な人たちがそんな楽しみ方をしているのではなく、

見つからなければ悪事をはたらくという人間の特徴がそうさせているようだ。

人間には、もともと、人を傷つけてそれをコミュニケーションのネタにして楽しむという特性が備わっているんだろう。

唐澤さんは、彼ら彼女らにとって、

「楽しみ」を得るためのターゲットに過ぎないようだ。


・・・わたむし(妻)