坂本八幡神社

昨夜、坂本八幡神社へ行ってみた。

ニュースで、坂本八幡神社が大友旅人の屋敷跡と言われていたので、

見てみたかった。

昼間は訪れる人が多いようだが、夜はそうでもなかった。

駐車場は空いていた。


大宰府政庁跡の駐車場に車を置いて、

ゆるい坂道を山へと登って行くと、

ちらほらと、人とすれ違った。

「この人たちも坂本八幡神社へ行ったのかなあ」と夫と話した。


本八幡神社は、太宰府政庁跡の上にあった。

ここに旅人さんが住んでいたなら、

通勤は楽々だ。

勤め先の隣だから。


私と夫が、興味本位で神社の境内で歌碑を見つけ、

写真をとろうとしていたら、

近くにいた男性から、

「こちらの方が大事ですよ。がらんさまです」

と声をかけられた。

平仮名で「がらんさま」という表示のある石碑があった。


その男性が坂本八幡神社について教えてくれた。

本八幡神社ができる前、そこは、

天台系のお寺だったそうだ。

それで、「がらんさま」があるそうだ。


「がらん」という言葉で思い浮かぶのは、お寺の立派な建物。

「がらん」に「さま」をつけて呼ぶと、

寺の建造物が神様になったみたいに思える。


また、その男性が言うには、

本八幡神社は大友旅人の屋敷跡ではないとのこと。


ははあ・・・。

屋敷跡であるという話もあれば、

否定する話もあるのだなあ。

証拠はないらしい。


ただ、その男性が言うには、

本八幡神社は位置が高く、水を引けないから、

水を必要とする梅は育たないとのこと。

なので、梅の花を見ながら歌会を開くのは無理?


うううぅぅぅん。

梅はなかったの?

今のような水道はなかった時代だからなあ・・・。


万葉集の時代は昔過ぎて、本当はどうなのか

分からない。


ただ、大宰府政庁があったのは確実だし、

大友旅人も存在したはずだ。


・・・わたむし(妻)