「精霊流し」を仕上げる

さだまさしの「精霊流し」を練習している。

精霊流し」は、私が小学生の頃聴いた曲。

さだまさしは、バイオリンで前奏を弾いていた。


精霊流し」の楽譜は、ヤマハの「ぷりんと楽譜」で見つけた。

ド・レ・ファ・ソにシャープがついている、四分の四拍子の曲だが、

私にはテンポを保つのが難しい。

なぜ難しいかというと、

左手で弾く伴奏の変化が大きいから。

4分音符を3等分する3連符が続くところから、

4分音符が続くところに変わる。

3連符を「タタタタタタタタタタタタ」「タタタタタタタタタタタタ」・・・・とずっと弾き続け、

「タンタンタンタン」タンタンタンタン」と変えるんだけど、

この「タン」は「タタタ」にあたる。

なので、「タンタンタンタン」という四拍は、

「123 123 123 123」と数えながら弾くことになる。

数えずに弾くと、「タンタンタンタン」のリズムが速くなってしまう。

そのまま終わりへと弾き続けると、「タタタタタタタタタタタタ」の三連符がやって来て、

指がついて行かなくなる。

「タンタンタンタン」の速さを狂わせないことが、とても大事なポイントだった。


左手で「タンタンタンタン」と四拍打つとき、右手の旋律は、2分音符を三等分した三連符。

一つの音の長さは、「タタタタタタタタタタタタ」と左手で弾いていたときの「タタ」にあたる。

右手で、「タタ タタ タタ タタ タタ タタ」と弾き、左手は「タン タン タン タン」のリズムで弾く。

なので、最初の音は「タタ」と「タン」を同時に弾き、次に右手で「タタ」、そして左手の「タン」が入る。

「ソーソーソーソーシーレー」と右手で奏で、「㋞ーソー○ソー㋞ーシー○レー」と、

左手で4拍子を入れ込む。

こういう三連符が難しいと感じた。

うまく説明できないけど・・・。


なんとか通して弾けるようになると、

先生が、リズムをそろえるようにと指摘。

どうしても、途中から速くなってしまうのが問題。


リズムがなかなか勘定できないので、メトロノームを買った。

メトロノームは「タンタンタンタン」とリズムを刻み、

一拍目に「チン」とベルを鳴らしてくれる。

「チンタンタンタン」「チンタンタンタン」

メトロノームに合わせて弾くと、

自分のリズムの乱れを意識できた。


やっと曲らしくなってきたなあと自己満足していると、

先生から、「聞こえていない音があります」との指摘。

タッチが弱く音が出ていないところがある。

指摘されてみて分かった。


他にもいろいろ指摘を受け、

直さなきゃならないところが沢山あると分かった。

それらを直し、さらにテンポをあげましょうという課題が出された。

「今、72くらいのテンポで弾いていますから、今度は80くらいで弾けるといいですね」

と言われた。


できるだろうかと、少し不安になった。

ちゃんと練習すればできるようになるよと自分で自分を励ました。

・・・わたむし(妻)