クズやろう

NHKで東北の震災についての特集で怖いものを見た。

津波で母親の職場が流されて仕事を新たに探すことになり、引っ越した。

その娘は中学生。

引っ越したから、引っ越し先にある中学校に転校した。

が、そこで待っていたのは、「死ね」「消えろ」などの暴言。

津波で死の恐怖を経験していたその娘は・・・。


転校先で、励ましではなく暴言を受けるなんて、

信じられないことだと思った。

大変な思いをしている被災者に、「死ね」と言うなんて・・・。

災害は恐ろしいが、もつと怖いのは人間なのかも。


NHKの番組で紹介された女性は、母親や学校の先生方に支えられ、

引っ越す前に通っていた中学校へ戻った。

学校の仲間が、「お帰り」と言って迎えたそうだ。


一方、転校先の中学校で「死ね」「消えろ」などと言った方にとっても、

思い通りになったとも言える。

「消えろ」と言ったら、言われた子が居なくなったのだから。


正しいか間違いかとこだわると、ずっと苛めが続くのだから、

自分が悪くなく、相手が悪いのだとしても、

危険な学校から離れたのは正解だなあと思った。


・・・わたむし(妻)