埃で人は死なないというが・・・

家事について、「埃で人は死なないから、神経質にならなくてよい」という内容の文章を目にすることが増えてきた。

丁寧な家事を否定する内容も増えてきた。


確かに、埃で人は死なないが、病気にはなる。

ハウスダストアレルギーがあると、掃除をちゃんとしていても、

顔がムズムズしたり、鼻炎になったりする。

死にはしないだろうが、気持ちは滅入る。

一生この不快な状態が続くかと思うと滅入る。


だから、アレルギー持ちにとって、埃は直接の命取りにならなくとも、

間接的に命を脅かすものだと思う。

不調に陥らない環境に整えておきたい。

それなのに、思うように掃除ができていないというジレンマがある。


いつも埃が気になるのだが、

多くの時間を掃除に費やせない。

せいぜい、15分の掃除を3セット行うくらい。

吹き溜まりにたまった埃を掃除すると、埃と抜け毛の量の多さに驚いてしまう。

毎日掃除をしていても、毎日毎日、汚れる。

限がない。

が、放置すると、体調崩すと思うから、毎日ちょっとは掃除する。


毎日、「命」の心配をしながら暮らしているようだ。自分は。

それに、汚れの中で死にたくないという思いもある。

健康の心配をしているようで、美しい死に方をしたいというような虚栄があるみたい。

・・・わたむし(妻)