難しいこと

夫に「気になるニュースがある」と話した。

九電が太陽光発電風力発電に稼働停止を求めるかもしれないというニュースが気になっていると私は話した。

「それ、どういうこと?」と聞かれたので、9月の発電量が需要を上回り、電力が過剰になるとバランスが崩れるから

出力制御されるかも・・・と説明した。

再び、「どういうこと?」「電気を買い取らんということ?」と聞かれ、

また説明しなおしたんだけど、結局、

「お前の言うことは分からん」という話で会話は終了した。

私は、何が気になっているか伝えられず、無力感を味わい、気持ちが凹んだ。


伝えるの、難しい。

同じ日本語で話していても伝えることができてない。


後で思った。

気持ちの凹みは、過去の仕事で味わった気持ちに凹み方に似ているようだ。

一生懸命に話したり、説明したりしても、

少しも伝えられず、分かってもらえないと、

話したり説明したりしたという労力が無意味になると感じて、

凹んでいた。

話したり説明したりしても、伝わらないと意味がないと思っていたから、

分かってもらえないと凹んでいた。

で、説明を繰り返しても、相手は興味を失うばかりという悪循環に陥るんだ。



晩御飯を食べてから、ゆっくりしていたら、

「洗わんでいいと?」と夫が言った。

「洗わなくていいはずない」と私は言い、洗い始めた。

やるべきことを すぐにやらずに、

ぼんやり過ごしていると、「○○しなくていいと?」と言われる。

しなくていいはずがないから、私は、やるんだけど、

作業を終えて感じるものは、苦々しさと寂しさ。

そして、心の中で呟く。

「分かり合うのは難しい」

「よくやっているねと認められるのは難しい」

・・・わたむし(妻)