熱中症にさせるという体罰

部活でミスが多かったからと80周走らされた生徒が熱中症で搬送されたというニュースを見た。

体罰だね。

炎天下に走るなんて、考えただけで頭が痛くなりそう。

炎天下に80周走るなんて、考えただけで目の前が暗くなる。

死ぬかもしれん。

「80周走れ」だなんて、殺意の表出だろう。


話は飛ぶけど、


2020年の東京オリンピック、真夏に競技できるんだろうか。

体罰で走らされるのとは違うが、炎天下に全力で競技するの、怖くないかな。

私は、高校野球も怖い感じ。

炎天下に球場で応援するなんて無理。

競技に参加するイメージさえわかない。



朝の涼しいうちに拭き掃除をすると、

着替えが必要なほど大汗をかく。

炎天下に汗をかくより楽なはずなのに、

ものすごく家事をしたような気になる。


汗をかくのが嫌だなんて、怠け者の主張のようだ。

元来、怠け者と言えるかも。

勤勉ではない。

子ども時代を思いかえしても、決して良い子ではなかった。


宿題の漢字書き取り100字が嫌だった。

嫌で嫌で、漢数字を100字書いてノートを提出したことがある。

先生から叱られたはずだが、その記憶はない。


部活でミスをしてランニングをさせられた生徒は、怠けてミスをしたのではないだろう。

子どものころの私の場合は、怠け心という悪意が渦巻いていた。

多分、たくさん叱られたはずだ。

一度だけ叱られた記憶がある。

漢字の書き取りが嫌で、「土日は休み」と、勝手にルールを作って、

宿題の提出を怠った。小三のころだった。

ある土曜日、「800字書かないと帰さない」と先生に言われ、

居残りしたことがある。

雑な字で800字、ノート8ページ書いた。

楽ではなかった。

多分、そんなに時間はかかってない。


子どものころを振り返ると、「めんどくさい」「面白くない」「やらされている」という嫌々感が満載。

年取った自分は、それらの嫌々感を隠そうとしているが、性根は変わっていない。


ニュースの、炎天下生徒を80周走らせようとした先生が私のような人間を見たら、

体罰を与えるのを通り越して、殺意を抱くだろう。


「めんどくさい」「面白くない」「やらされている」という3怠け感情を許さない人が「普通の人」だとしたら、

私は、「普通の人」が作ったルールによって裁かれ、

もしかしたら死刑になるかもしれんなあ。

現実では、死刑になんてならないし、法にも触れないけど、

怠け者は好かれない。嫌われる。

勤勉な人は好かれる。

だから、勤勉さを好む人から嫌われ、法に触れない程度の嫌がらせは受けるだろう。


「あなたは怠け者だから、罰として80周走りなさい」

と言われたとしたら、

「それわ見届けてください」

と言ってみよう。

私が走っている途中で熱中症で倒れたら、

見届けるという人は、どうするだろう。



助けるかな?

知らぬふりするかな?


熱中症になるとは思わなかった」と無知な人のふりをするかな。


まあ、とにかく、罰で80周走れと言われた生徒の命が助かって良かった。

・・・わたむし(妻)