宇宙戦艦ヤマト

ボーっとしているときに、

宇宙戦艦ヤマトの映像が思い浮かんだ。


子どもの頃は好きだった。

とくに、子どもっぽいアニメと違って、使用されている音楽が好きだった。

オーボエの音色が特に印象に残っている。


私は宇宙戦艦ヤマトが好きだった。

しかし、最近思い浮かぶものに好きと真逆の感情が湧いてくる。


遊星爆弾によって放射能汚染された地球を救うコスモクリーンという機械を得るために、ヤマトはイスカンダルへ旅立つ。

イムリミットは1年間。

ヤマトは無事、コスモクリーンを得て地球に帰りつくという話だった。

登場人物やヤマトを思い浮かべて、今は少し違和感や嫌悪感が混じる。

一つは、女性は弱いものと描かれていること。

二つ目は、イスカンダルの女王スターシャは古代進の兄と結ばれるというラブストーリーの設定。

地球の生き物とイスカンダルの生き物が結婚するのは、無理だろう。

人間が魚と結婚するくらいに奇妙なことだと、今の私は思う。

かなり抵抗を感じる。

三つ目は、ヤマトの波動砲。かっこいいと思えない。

なんか、エロい。


あんなに好きだったのに、もはや「好きだった」と過去形で言うしかない。


私は、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」から卒業したんだろう。


・・・わたむし(妻)