年をとる

久しぶりにホームセンターへ行った。

いつものように、徒歩で。

目的は、ちょっと厚めで大きめのマイクロファイバークロスを買うこと。

今まで使ってきたものは、汚れの拭き取りには満足していたが、

もっと多くの水を吸ってくれるといいなあと思っていた。

だから、ちょっと値段は張るが洗車用のを買うことにした。


昼間のホームセンターには、高齢のお客さんが多かった。

娘さんと思われる女性に車を運転してもらい、ペットフードを何袋も買っている高齢女性、

トイレットペーパーをショッピングカートに積んで、ゴロゴロと引いて徒歩で店を出る高齢男性など。

大量に物を買うとき、徒歩は辛いかなあ。年をとったら。

高齢の買い物客を見て、自分の20年後を想像した。


やっぱ、車って便利だな。

私はもう運転止めたけど、そう思う。


マイクロファイバーは軽く、帰り路は楽だった。

年を取って、多く買い物をするのって大変だなと思ったが、

大杉蓮さんの若すぎる死を思い浮かべ、

20年後に生きていられるかどうかも分からないなあと思った。


洗車用のマイクロファイバーを買ったのは、楽に掃除をするため。

最近、楽にできることはないかと気にしている。

これって、年をとる準備だと思う。


マイクロファイバーは楽に掃除ができる。

軽く拭き取るだけで光沢が出るし、

乾きがいいから臭くならない。


20年後の自分はどうなってるか分からないが、

明日の自分は、洗車用マイクロファイバークロスで拭き掃除をしているだろう。


・・・わたむし(妻)