アルマーニ制服

アルマーニの標準服を買えないなら、類似品でも良いと書かれた記事があった。

ということは、

アルマーニの標準服から型紙を作り、

似ている布地で作り、それをアルマーニ風標準服として着ても良いということだと思った。


大人用のスーツを2万円くらいから作ってくれる店があるから、

私だったら、類似品で済ませるかもしれん。


でも、子どもたちの中に、必ず違いを見つけていじめのネタにする者がいる。

「偽物を着ているから、今日から、あなたはニセモノのニセ」

とあだ名をつけられてしまうだろう。


類似品を子どもに着せると、からかいはあるだろう。

類似品派は少数派。

クラスに一人くらいかな。


「類似品だけど、それが何だというの?」

と言い返せる小学生はいるだろうか?


言い返せるように、入学前に練習しておいたほうがいいかもしれん。


数年後には、「服装でいじめが起きている」と悪い噂が流れ、

高額な制服を準備できない家庭は、住み慣れ愛着のある銀座から他所へ引っ越すだろう。


こういう私の想像は、私の経済状況から来ている。

普段から、アルマーニの子供服を着せている家庭にとっては、

何の問題もなかろう。


けれども、この件では心がザラザラする。

義務教育は無償と憲法で言われている。

だから、小中学校の教科書は無料になった。


「義務教育は無償」という憲法の理念は、高額なアルマーニ制服に合わないなあ。

教科書は無料なのに、学校に着ていく服にお金をかけなきゃならないなんて、

矛盾する。

・・・わたむし(妻)