ころしのカレー

筑紫野市に引っ越してきてからずっと気になっていたカレー店「ころしのカレー」へ夫と行ってきた。

「ころしのカレー」は西鉄二日市駅の近くの西鉄通りという細い通りにある小さな店だが、

電車から見える看板は目立っている。

「ころし」という言葉が「カレー」に結びつかないという違和感が心に刺さって忘れられない。

「ころしのカレー」の前を徒歩で通る度、どんな店なのかと気になってしょうがないのに、一人で入店できないまま3年過ぎた。

正月休みの夫に「ころしのカレー、気になるね」と言うと、一緒に行ってもいいよと言ってもらえた。

で、やっと行けた。


「ころしのカレー」は人気店のようだ。

私らが行ったとき、店の前に並んでいるお客さんが3人いて、私らの後に2人、4人と続いて待った。

ずらずらと立て続けに7人くらいのお客さんらが店から出てきて、いよいよ入店できそうだと嬉しくなった。

さて、入店すると、狭い店内にぎゅぎゅっとテーブルが並んでいた。

とにかく、座らねばと急いでテーブルについた。

「ころしのカレー」のルールに従い、まず、缶に入っている注文用紙と赤ペンを取り出し、食べたいものに赤丸をつけた。

量は、少ない・やや少なめ・普通・多いなどと選べ、味は、甘い・オリジナル・辛い・激辛などと選べる。

トッピングは100円でいろいろある。焼きカレーというのもあり、野菜サラダもあるが、食後のコーヒーやデザートはなかった。でも、薬味のラッキョウ福神漬けは取り放題。ウーロン茶も飲み放題。

そもそも、カレーの値段が安い。500円でちゃんとしたカレーが食べられる。

ラーメンより安いのに驚いた。


注文書を書いて、前払い。

カレーを待ってる間におしぼりやお茶、薬味などを自分で取りに行った。

セルフサービスと前払いが「ころしのカレー」のルール。


私は、やや少なめのオリジナル味を食べた。夫は激辛。

家でつくるのと違う、深い味がした。

また食べたい。


店内に不思議なものが飾られていたのも気になるし、狭さを克服する工夫も知りたい。

・・・わたむし(妻)