相撲 暴力事件

ワイドショーで相撲の暴力事件について見聞きすると、

やはり暴力事件があったのは事実なんだなあと思う。

で、なぜか被害者が批判されている。

被害者が説明してくれないと真実が分からないという批判が多い。


そういう、被害者を表に引っ張り出そうとする意見が正しいならば、

多くの犯罪は解決できないだろう。


殺人事件なんて、死人に口なしだ。

被害者はもうこの世にいない。


沖縄で若い女性が米兵に殺された事件についての報道を見聞きすると、

死人に口なしだなあと残念に思う。

加害者は、殺意はなかったと言っているようだが、

被害女性は首を刺されて亡くなっているとのこと。

殺意がないのに急所である首を刺せるのか。

殺すつもりがなくて首を刺せるのか。

加害者の発言内容はつじつまが合わない。


相撲の事件についても、

ワイドショーで見聞きする内容は、ちぐはぐで、つじつまが合わない。

事件そのものを無かったことにしたいんだろうなあ。関係者は。

そして、被害者に落ち度があったから大怪我するほど殴られたんだという発言が飛び交い、

被害者が叩かれている。


時津風部屋で起きた死亡事件みたいに、被害者が亡くなってしまったとしたら、どうなったんだろう。

死人に口なし。過去のこととして忘れられてしまうのかな。


相撲界には、「かわいがり」で若者を殺してしまったという過去があるのに、

忘れられ、やはり年長者が若者を傷つけているという悪い伝統があるようだ。

良い伝統は残し、悪いことは無くしていってほしいなあ。


相撲ファンは、悪しき伝統も含めて相撲が好きなんだろうか?

悪い伝統も伝統として理解しなくてはならないのなら、私は相撲ファンになりたくない。

「かわいがり」や暴力は怖くて好きになれない。

・・・わたむし(妻)