電磁パルス攻撃

北朝鮮が水爆で電磁パルス攻撃も可能になったと言っていたというニュースを見た。


太陽風が原因で電磁波に異常が起こるという自然災害が、近年起こったという話をきいたことがあるが、

北朝鮮が言っているのは、水爆を爆発させることで太陽風を人工的に起こして、

電気機器を停止させることができるんだぞということだろう。


まるで、北朝鮮が神の力を得たかのような怖さを感じる。

そういう破壊力を身に付けないという選択もあるのに、力をつけて敵対する相手を脅すなんて、

最低だなと思った。


原爆や水爆を持っている国々も、同じ発想をするものだろうか。


8月にNHKで原爆の特集を見たんだけど、原爆の熱線での火傷は普通の火傷とは違うそうだ。

熱線を浴びた人は、体がふわっとした感じがあるという。

その感覚について、原爆の特集で解説されていた。

熱線によって、血管を巡る血液から水蒸気が出る。それがふわっとした感じの正体。

血液が熱で沸き立った状態。体の内側からやられてしまう。

体の組織は剥がれ落ち、回復しないままじわじわと弱って亡くなってしまうという。

原爆とは、とてもむごい兵器だ。


では、宇宙空間で爆発させる電磁パルス攻撃ならば攻撃として許容されるものだろうか。

電磁パルス攻撃は、機械を麻痺させるだけで人の体を攻撃しないと言われているようだ。

壊すのは機械だけだから良いのか?

むごくはないのか?

人道的に許される攻撃なのか?



電磁パルス攻撃は、映画やドラマの中のものと思っていたが、

北朝鮮は、「やれる」と言っている。


最近見た映画フィフスウエーブで、電磁パルス攻撃を受けた人類の様子が描かれていた。

車は動かないし、飛んでいた旅客機がエンジン停止して落ちてくる。

人は、水汲みをしたり、火を起こして煮炊きするという非文明的な暮らしをすることになる。

そして、様々な感染症で人々は死んでしまう。

生き残った人々は、人間同士で殺し合い、絶滅へと向かっていくというストーリーだった。

この映画では、異星人が人間に寄生して、人間同士で殺し合うよう仕向けるという設定だった。


異星人のせいでなくても、

人間は水爆のような恐ろしい兵器を作る。


やっぱり、人間って怖いな。

って、自分も人間だろう?


・・・わたむし(妻)