コロコロ

コロコロで、トイレの床をコロコロしてみた。

粘着テープであるコロコロには、カーペット用と書かれている。

粘着力が強いものだ。

だから、コロコロが床に貼りつかないように用心しながらコロコロした。

粘着力の弱いのが必要だと思った。


コロコロには、細かな塵とたくさんの髪の毛が貼りついた。

床の上にあった塵と髪の毛がコロコロに移ったということだ。

床に落ちている髪の毛は目立たないのに、コロコロに貼りつくと驚くほどの量に見えるのが不思議。

コロコロの掃除力にも驚く。


粘着テープで掃除しようと考えついた人に感謝したい。

ガムテープを手に持って、ペタペタと床などに押しつけて塵や髪の毛を取っていた時代があった。

30年以上前、私はそうしていた。

そして、コロコロ登場。

そんなふうに記憶している。


先日、手箒でちまちまとベランダを掃いていたら、土が舞い上がって

汗で濡れた私の手に土が貼りつき、私の手は真っ黒になった。

舞い上げが箒の欠点だと実感した。


トイレの次に、私はベランダもコロコロしてみた。

パリパリと音を立てて、土や砂の粒がコロコロに貼りついた。

直ぐにコロコロは真っ黒になった。

コロコロをめくろうとコロコロを触ると、粘着テープの端っこがどこなのか分からなくて、

30秒ほど触った。

わずかな凹凸を見つけて引っ張ると、白くてキレイな面が出てきた。

今度から使う前に、端っこに折り目をつけておこうと思った。

コロコロの欠点は、端っこが見つけにくいこと。ラップと同じ。


欠点はあるが、汚れを静かに気持ち良くとってくれる優れた掃除道具だと思う。

そうだ。コロコロを買い足しておこう。


・・・わたむし(妻)