雨の日に見た外国人観光客とタクシー

雨の日に高速バスで二日市へ帰ろうと、

杷木のバスターミナルでバスを待っていると、

結構大きな声の話し声が聞こえた。

しかし、意味が全く分からなかった。

数人の年配の女性と一人の男性の会話の内容は全く分からなかった。

それは、韓国語だったから。


観光客だと思う。

男性が女性たちに何か言うと、しばらくしてタクシーが来た。

女性たちは賑やかに何かを話しながらタクシーに乗った。

女性一人、そのタクシーに乗れなかった。

すると、タクシー運転手が雨の中、道路の向こうに停車している他社のタクシーに手招きした。

そのタクシーはやってきた。

乗りそびれた女性は、それに乗った。


「二台まとめて払います」

観光客の男性は日本語で言った。

なので、私にも意味が分かった。

タクシー運転手は、「別なんで・・・」と言うと、

観光客の男性は、その一言で「ああ、そうですね。分かりました」と納得した。


私は、他社とも協力してお客さんを乗せるタクシーと、

言葉が通じ合う様子に感動していた。


・・・わたむし(妻)