「ぐうたら」

「ぐうたら」という言葉を向けられやすい。

朝寝をしていると、「いつまでも、ぐうたらしてないで起きたら」と言われるし、

「ぐうたら」という言葉を使わず、

「仕事してないなら、ちゃんと家事やったら」と言われたりする。

言われると腹が立つ。


「ぐうたら」を国語辞典で引くと、

「にぶくて、くずなこと。やる気がなく、なまけること」とあった。


いつも元気でやる気に満ちていて、俊敏に動いていたら「ぐうたら」とは言われないだろうが、

そんな隙のない主婦になるのは無理だ。

完璧ではないが、やれるだけやっている。

調子が悪ければ、ゆっくり家事をしている。

「ぐうたら」と言われると腹が立つが、仕方がないと諦めている。


それにしても、生きてきて今まで、「ぐうたら」の類の言葉を受けることが多かった。

二十代の頃、職場の先輩から、「あなた、過労で倒れたことないでしょ・・」と言われたことがある。

20年以上前に言われたことを覚えているのは、かなり感情が動いたからだろう。

今のことのように思い出してしまう。


しかし、同時に思う。過労で倒れたら、自己管理ができてないと叱責されるだろう。

のろくなく、ほどほどに動けるのが良いはずだ。


二十代の頃に私がのろかったのは、仕事に慣れてなくて考え考え動いていたからだ。

では、今、のろのろなのは何故なのか?

全体的にゆっくりなのは何故なのか?

自分に問いかけると、「筋力低下」という答えが出てきた。

・・・わたむし(妻)