年金生活者の孤独死についてのニュース記事を読んだ
兵庫県で78歳の男性が亡くなっているのを警察官が発見したというニュース記事を読んだ。
なぜ亡くなったのか。
直腸がんが悪化したため。
なぜ直腸がんが悪化したのか。
生活苦で治療をしなかったから。
どんな経済状況か。
月額10万円の年金生活。家賃1万2000円の県営住宅で暮らす。
生活保護を申請したが却下された。
なぜ生活保護申請は却下されたか。
月額10万円の年金収入が、生活保護の基準より若干上回っていたから。
追加の記事がないかと探したが、なかった。
納得できない。
数字で線引きされると、困っている人は切り捨てられてしまう。
困ったものだ。
もしも自分が78歳まで生きることができたとしても、この孤独死した男性のように救われない世の中で生きるのだなぁと、記事を読んでちょっと暗い気持ちになった。
長生きをして苦しんでいる人が多い世の中のようだ。
78歳くらいの人というと、戦争で親や兄弟を失い、頼れる親戚もないという人はいるだろう。
とても苦労の多い世代だろう。
頼れる身内がない場合、社会が見捨てたら・・・。
やっぱり、この男性のように亡くなってしまうんだろう。
このことについて、テレビニュースでも取り上げられていなくて残念。
福祉行政について知っておきたいなぁ。
知ることで自分らも助かるし、困っている人に手立てを知らせることもできるから。
・・・わたむし(妻)