あさイチ いじめ後遺症


NHK「あさイチ」でいじめ後遺症が特集されていた。

子どもの頃のいじめ被害が、後々大人になってからも苦しめ続けているという「いじめ後遺症」。

番組では、心理の専門家がいじめの仕組みを説明していた。

いじめの加害者になる人は、支配的で攻撃的な人が多く、力関係が固定化されると人をイジメやすくなるという。

番組で、もう少し分かりやすく説明してほしかったのは、この「支配的で攻撃的」という言葉。

支配的とは具体的にどういうことを言うのか知りたいと思った。


実際に人をイジメている人を思い浮かべると、その人にとっての仲間には親切であったり、世話好きであったりする。親切な人には、NOが言い難くなるから、親切や世話も支配と言えるのかもしれないと思った。

「支配的」という言葉には、怖い印象があるが、実際のところ苛めている苛めの加害者は、集団のリーダーであることが多いと思う。良い人か悪い人かと振り分けると、人に慕われる良い人。

いわゆる良い人から無視されたり悪口を言われたりすると、被害者は自分に悪いところがあるのではないかと気に病むだろう。

それに、加害者は、人気者でもあるから、身近な友人にいじめについて相談すると、「でも、あの子はそんなことをするような人じゃない」とか「魅力的な人だから許してあげてね」などと言われ、苦しみの上塗りをされたりする。

加害者には、加害を支援する仲間がいる。被害者には仲間がいない。

親切で世話好きなリーダーが苛める場合、被害者は孤独になりやすいと思う。


今度、いじめ後遺症について特集するときには、被害者が孤独になる様子もとりあげてもらいたいと思った。

まだまだ、被害者にも悪いところがあると言う人たちがいる。

・・・わたむし(妻)