雑巾の思い出

雑巾を見ると、時々、学校の掃除風景を思い出す。

中学の頃の教室掃除の様子だ。

私と何人かは自分の乾いた雑巾で、教室の床を乾拭きしながら塵を一定方向へ寄せていった。

箒がないので仕方なく雑巾で塵を集めていたのだった。

なぜ箒がなかったかというと、掃除をしたくない人が持っていたから。

ああ、箒があったら楽に掃除できるのに・・・と思うこともなく、限られた時間内に掃除を済ませるため、

黙々と掃除をしていた。


掃除をしなくても時間をやる過ごせる特権階級と、自主的に働く私たちという構図を思い出す。

かなり損をしていたかな。

思いかえすと、雑巾は使える掃除道具だ。

雑巾があれば何とかなる。

・・・わたむし(妻)