8月6日

とと姉ちゃん」がいつもより15分早く始まり、8時から広島の原爆の式典が放送され、原爆が投下された8時15分には、役所のサイレンが鳴った。

広島市長の演説を聞いた。

当時、10代だった男性と女性の体験を市長は引用した。

それを聞くと、目の前に見える街並みが原爆の火と熱、爆風で飛ばされ、自分も大怪我を負ってしまうような感覚になった。恐ろしいことだと思った。

市長は、原爆を「絶対悪」と言った。

誰が考えても悪であるという絶対悪。


しかし、テレビでは、科学の進歩を誇りに思うアメリカのお祭りも紹介されていた。

アメリカでは、原爆が戦争を終わらせたのだと考えられているそうだ。

原爆投下は必要だったという。

戦争を終わらせるには、広島と長崎で多くの人が死ぬ必要があった。人々の死によって平和がもたらされたということ。

本当に、そんな風に理解して、原爆投下を誇りに思っているのかな?

本当にそうなの?


どの国よりも早く原爆を完成させることが重要だったから、実験として広島と長崎に原爆を落として威力を確かめたんじゃないかって私は思う。

それぞれ違うタイプの原爆を落として、どんな威力があり、どれくらい人を殺し傷つけられるか、データを収集しただろう。

それを元にして研究を進め、より威力のある核兵器を作っただろう。

より強力な兵器を作るために、戦争が終わらないうちに広島と長崎で実験したんだろう。


本当に原爆投下が正しいのなら、日本に来て、その正しさを論じてみろって思う。


・・・わたむし(妻)