ペットビジネスの闇についての番組



先日、「クローズアップ現代+」でペットビジネスの裏事情を垣間見た思いがした。

テレビ番組でかわいい子犬や子猫を見たり、ソフトバンクのCMで白い犬を見て面白がっている自分。

散歩で出会う犬は、かわいいトイプードルやフレンチブルドッグなど。それらは美しく手入れされている。


先日、土佐犬が盗まれ、死体で見つかったというニュース記事を見た。

犬にまつわるニュースには、犬種が明記されていることが多いようだ。土佐犬と聞くと、闘犬用の特別な犬の姿が思い浮かぶ。

盗まれた土佐犬は、もしかしたら強い特別な犬だったのかもしれないなぁ。


私が近所で出会う散歩中の犬は、どれも飼い主に選ばれた特別な犬だろう。


クローズアップ現代+」では、客に選ばれない売れ残った犬の行く末が紹介されていた。

ペットショップで売れ残った仔犬は成長し、仔犬ではなくなる。成長した犬は売れない。

売れ残りの犬は、「引きとり屋」に引き取られる。そこでさらに選別され活用される。売られる犬もいれば、繁殖に利用される犬もいる。何回も出産した犬は、もうボロボロ。役に立たない。ただ生きているだけの飼い殺し状態になる。

犬は、たくさん生まれるが、ペットとして可愛がられる犬がいる半面、無用な犬として飼い殺される犬が多いということだった。

ペットビジネスでは、大量生産して儲け、闇で命を粗末にしているのだ。

犬は家族のようなものだが、なぜだろう、店で買う。売り物だ。当然売れ残りは発生する。


今度ペットショップへ行くとしたら、売れ残った犬の行方を訊いてみたい。

・・・わたむし(妻)