モーニングショーに出演した平沢カツ栄さん

モーニングショーで、平沢かつえいさんが国会での野次を釈明していた。

「保育園落ちた日本死ね」のブログをパネルするのを許可していなかったから、思わず批判の声をあげていたということのようだった。

そして、「死ね」という表現は良くないとも言っていた。野次を飛ばしたのはお詫びしますと何度も言っていたが、番組を見ていて、やっぱり世論を軽んじていると思ったし、匿名の記事だから・・と言った安倍首相の答弁は冷淡だなぁと思ったのだった。

働いている女性が結婚や出産で仕事を辞めなくてはならない状況に直面するのを、彼らは重く受け止めていないのだろう。

ますます反感を持たれてしまう釈明だった。残念。


ふと、保育所を利用していた頃のことを思い出した。当時、うきは市に住んでいた。保育所を利用するには、仕事をしている証明が必要だった。あの頃、私は家で内職していて、それを仕事を持っていると承認してもらった。無職でなかったから、保育所を利用できた。

子どもたちが保育所での生活に慣れてから、教育事務所に登録し、臨時職として現場に復帰した。綱渡りのような生活だった。保育所を利用できなかったら生活を支えられるような仕事に就けたかどうか・・・。私はラッキーだったのかも。

働きたいのに保育所を利用できなくて困っている人が当時も大勢いただろう。


子どもたちが小学生になり、学童保育を利用した。保育環境を改善してほしくて、要望書を作成し、当時の浮羽町長の元へ行った。冷ややかな対応を受けた。「子どもは母親が育てるものだ」と言われた。

学童保育を利用しなくては働けない人が大勢いたのだが、部屋が狭く環境は悪かった。「あの子は学童の子だから・・・」と学校の先生から冷ややかに見られると悲しそうに話すママもいた。同じ働く母親たちの中で、学童保育を利用しなくても大丈夫な人と利用しなくては働けない人という違いがあり、心の壁になっていたようだ。

今は学童保育が拡充し、「学童の子」と蔑まれることは減ったのてはないかと思うけど、保育の問題はまだまだ解消されていないようだ。



SM小説の書き手だった鬼団六さんは、幼稚園時代に子猫を苛めて死なせた経験があると書いていた。

それを読んで、保育園じゃないのだな・・・と思った。雑誌オレンジページで連載されている子育て漫画の登場人物も幼稚園に通っていて、ベビーシッターをも雇っている。

私の育児記憶とは違い、とても余裕がある。

有名な人たちや政治家みたいな人たちが、保育所学童保育について語っているのを聞いたことがないなぁ。

やっぱ、幼稚園やベビーシッターを利用しているんだろうか。

保育所を利用できなくて仕事辞めましたという有名人がいたら、今、語ってほしいなぁ。


そう言えばね平沢カツ栄さんは、安倍首相の家庭教師だった人?安倍首相はきっと幼稚園で子ども時代を過ごしただろう。

庶民の声をネットからも拾ってほしいな。

・・・わたむし(妻)