新聞広告を見て惨めな気持ちに・・・
新聞をめくっていたら、「許せないという病」という本の広告に目が行った。
許せないことがあると心が病むのか?許せないことがある私は病んでいるのか?
数秒、そんなことを考えた。気になるのでこの本を読んでみようと思い図書館へ行ったが、本はなかった。
私にいくつか許せないなあと思うことがある。
普段はそれらを忘れたみたいに暮らしているのに、発火ボタンになるような出来事で怒りは再燃するようだ。
今回の発火ボタンは、許せないという病」だ。
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という丸の並びが頭に浮かぶ。
白い丸は黒い丸たちから敵視され攻撃されている。
黒い丸たちは仲間同士で、白い丸は仲間ではない。
仲間同士労わり合う優しさを持っているのに、敵視した相手には酷いことが平気ででき、
相手が傷つく様子を面白がる。
白い丸が、黒い丸たちを許せないと思い続けたとしたら、それは「病」というほどの不健全な様子なんだろうか?
同じ丸い形なのに、仲間と見なされず迫害される白い丸は、「いいんだよ」と許すのが当たり前なんだろうか?
いじめや迫害はあって当たり前だと認めるのが当たり前なんだろうか?
「いや、違うだろう」と私の許せない気持ちは発火して怒りになる。
けれども、怒っている私は、「怒りのコントロールができないね」と冷笑され、「もっと未来志向で考えないといけないよ」「水に流してやれよ」と駄目出しされる。
「許せないという病」という本のタイトルを見ただけで、私はそういう想像をして、惨めな気持ちになってしまった。
そもそも、「許す」ってどういうこと?
・・・わたむし(妻)