川島なお美

癌で亡くなった川島なお美さんの仕事について、ドラマ「失楽園」が代表作として語られているが、私はそれを見ていない。

映画「失楽園」では、黒木瞳が演じたそうだが、そちらの方も見ていない。

私が川島なお美さんの演技で印象深く記憶しているのは「イグアナの娘」での母親役だ。

この母親は、自分の娘が醜いイグアナに見え、娘を可愛がることができない。

娘を愛せない冷淡な母親だ。

とても不思議な物語だった。

失楽園」は見たくないが、「イグアナの娘」はまた見たい。



アイドルとしてデビューした人だが、本人の望み通り、女優として人々に認知されている。

芸能界で輝き続けるのは難しいことなのだろう。かなり無理をしていたんじゃないかな。


また、彼女の長い髪を思い浮かべると、若さと美を保つこだわりも強かったのではないかと想像する。

最後の最後まで、元気さをアピールしていた痩せた姿が目に焼き付いている。


なんだかな・・・残念だな。

芸能人として輝いていても早死にしてしまえば、何となく、健康よりも仕事を優先させたと私は受け取ってしまう。

そして、大病を患うと会社に居づらくなるという話を思い出す。


治療しながら働ける社会になれば良いのになあと思ったりもする。


・・・わたむし(妻)