家族との会話さえ難しい

仕事に行く前の子どもが、体の疲労を訴えてきた。全身がだるいと言う。

一か月くらい、ずっとだるさが続いていて、何が原因なのか分からない・・・と言う。

10分くらい、そういう話をする子どもに対し、私はどうしたらいいか分からなかった。

「そんなに辛いなら病院へ行ったら」と言ったのだけど、話は収まらず、「お母さんには分からんやろうけど・・・」という言葉が返ってきた。

体を酷使して働いていない私は、「気持ちを受け止められなくて、ごめん」と言った。

子どもは益々苛立ったようで、大きなため息をついた。




私は、自分の親に「だるい」「辛い」とできるだけ言わないようにしていた。

言えば決まって、毒のある言葉を返されて辛さが増すからだ。そんなことは、人にしたくないと思うがうまく会話ができない。


今日の自分は、毒のある言葉を返したつもりはないが、会話はとても辛かった。

もしかしたら、お気楽に家で過ごしている自分の姿が、家庭外で働く人を苛立たせるのか・・・。

ふと、自分が居なければ良いのではないかという嫌な考えが浮かんだ。


多分、自分は怒っているんだろう。「居なければ良い」と思ってもなぁ・・・。

顔を合わせなくてすむようにすれば良いのかな。家以外の居場所を持っていないのは問題かも・・。


・・・わたむし(妻)