久留米絣のもんぺ

実家へ行った折に、母が履いている「もんぺ」が気になった。

久留米絣のもんぺかな。前々から欲しいと思っていたもんぺに似ている。どこで買ったんだろう?

思わず「それ、どこで買ったと?」と言っている自分に驚いた。

「八女か久留米やったかなぁ」

こんな会話を母とするのは初めて。


次に実家へ行ったときに、母は私にもんぺをくれた。

ああ、「それ、どこで買ったと?」の私の言葉は、「それ欲しい」という意味で伝わったんだ。

前々からもんぺが欲しかったが、高くて手が出なかった。それをもらえるなんて、予想外の嬉しいことだ。

こういうのを「おねだり」というのだな。


久留米絣のもんぺは、さらりと汗を吸ってくれる。膝とお尻の部分は布が二重に補強されている。丁寧な作りだ。

これを履いて、また実家の掃除を手伝おう。


・・・わたむし(妻)