暴走か?



イスラム国に殺害された湯川さんの遺体写真を授業に用いたというニュースを見た。

教師は、「見たくない人は見なくて良い」と言ったそうだが、

その前に、その写真を見せて良いかどうかを教師がよく考えなかったところが、問題。


その先生の熱意のようなものが、問題を見えにくくしたのかもしれない。

今だからできる授業をしようと突っ走ってしまったのかな。


恐ろしい画像は、「恐ろしい」という感情とともに生々しく記憶に刻まれてしまう。

何十年経っても生々しく思い起こされる。



数年前、岡田准一主演のドラマSPを見ていたとき、

人が撃たれて倒れるシーンについて息子が言った言葉を思い出す。

「撃たれた人は、そんな風には倒れない」と息子は言った。

どうしてそう言えるのかと尋ねたところ、学校の授業で人が銃撃される様子を見たことがあるからと答えた。

それ以上は尋ねなかった。


また、ドラマSPで、バッティングセンターで球を打つシーンでは、息子はCGだと言った。

あの角度で球を打ったら飛ばないから・・・。


ドラマや映画は作り物だから安心して見られるのだと思う。

嘘の作り物だと分かるから安心する。


ニュースには、作り物ではない衝撃的な映像が多く、ドキリとすることが多い。

そういう衝撃的な映像や画像を流しているテレビ局がモザイクをかけている日本人殺害写真なのだから、

授業に用いるとしたら、そのまま、モザイクがかけられた写真を用いて議論すればOKだったのではないかな。





・・・わたむし(妻)