イチジクのワイン煮
実家からイチジクをたくさんもらった。
実家では、イチジクを煮た物をヨーグルトと一緒に食べたり、
パンにぬって食べたりしているそうだ。
簡単にイチジクの煮方を習った。
皮をむいて一口大に切ったイチジクにワインを加えて煮るだけ。
砂糖を加えなくても十分に甘い。
実家では、毎日実るイチジクが食べきれないほどに余っている。
火にかけると沢山食べられる物だなぁ。
田舎暮らしの贅沢の一つだ。
だが、実家の親も高齢になり、小さな田畑を耕すもの困難になりつつある。
お茶農家に田畑を売ることにしているそうだ。
ということは、たくさんのイチジクが食べられるのも今年までなのかもしない。
実家が自前で持っている農耕機械を、一台ずつ処分しているとのこと。
「鉄屑屋に引き取ってもらったばい」と聞いた。
戦後、材木が高く取引されていた時代に山を売って平野部に引っ越してきた私の実家であるが、
私世代が農業をしないため、今度は農地の全てを売ることになる。
土地が有効に使う人の手に渡るのは、自然な流れだろう。
イチジクが植えられた畑や田んぼが、荒れないと知り安心した。
・・・わたむし(妻)