餃子
夕食に餃子が食べたいと思い、
「冷食の餃子を買ってきて食べようかな」と私が言うと、
娘から、「手抜きし過ぎじゃない?」と指摘された。
確かに、手抜きだ。
「じゃあ、具は手作りして、皮は買ってこようかな?」と私は言ったものの、
買った皮より作った方が美味しいから、結局、皮も手作りすることにした。
面倒だな。大変だな。
そうだ、娘にも手伝ってもらおう。
お願いすると、「いいよ」と娘は言った。
皮を作りながら餃子を包んでいくときに手伝ってもらうことにした。
まずは、自分一人で下準備だ。
強力粉に水を加えてこねる。それを休ませておく。
その間に具を作る。
お湯を沸かし、キャベツをくし形に切って洗う。
そのお湯を使ってキャベツを茹でで、しんなりさせる。
水で冷やし、みじん切りにして両手でギュッと押してキャベツの水をしぼる。
豚ひき肉、塩、しょうゆ、ごま油、おろしニンニクをキャベツに加えて、粘りが出るまで混ぜる。
ここから、娘に手伝ってもらった。
私が皮を麺棒で伸ばし、娘が具を包む。
ちょっと作っただけで、娘は飽きたと言った。
うまく包めなくて嫌になったのかもしれない。
役割を交代した。
娘が皮を作り始めると、やればやるほど上手くなった。
最初は丸くなかった皮が、きれいな丸になり、薄くなった。
私は、皮作りが苦手だから助かった。
ある程度、餃子を包んだら、私は焼いた。
フライパンに餃子を並べて、コップ2杯ほどの水を入れ、蓋をして加熱。
餃子は水分を吸って膨らみ、フライパンの中で蒸される。
蓋を取って加熱を続け、油をたらす。水分を飛ばしながら焼き色をつけると出来上がりだ。
並行して、餃子を包んでいき、またそれを焼く。その繰り返しだ。
手伝ってもらえたから、楽に作れたし、冷食の餃子よりも安くたくさん食べられた。
・・・わたむし(妻)