性同一性障害巡り自殺 提訴 「いじめ・退職強要」遺族年金求める
小さい記事だけれど、事は小さくない。
2009年に娘さんを自殺で失った家族が、国を相手に訴訟をしている・・という記事。
自殺した女性は、山口県岩国市に住み、自動車販売会社に勤務していた。
2008年11月、女性は、職場の同僚に悩みを打ち明けた。
すると、同僚からいじめや嫌がらせが行われるようになり、同僚からだけでなく、
上司からも退職を強要された。
女性は性同一性障害という生きづらさを抱えていた上に、告白したことによって、
追い討ちをかけるいじめと嫌がらせを受けたということだ。
上司は、いじめと嫌がらせに加担したことになるだろう。
職場の人間関係がギクシャクしている場合、嫌がらせを受けている人を辞めさせて解消しようとするのは、
間違いだ。
いじめ・嫌がらせを止める方法があったはずだ。
いじめられた人が職場を去っても、いじめていた人は職場に残るのだから、いじめ自体は何も解決していない。
人が次々に辞めるような、人材が育たない職場になるかもしれない。
・・・わたむし(妻)