NHK番組モニター説明会

地下鉄・七隈線六本松駅が最寄り駅。

私は、六本松の様子に見慣れていなくて、地図上の目印になる場所がなかなか見つけられなかった。

「ながた歯科クリニック」とセブンイレブン、信号機(六本松)を見つけて、やっと方向が分かった。

NHK福岡局が大濠公園のすぐ近くだと分かっているのに、方向が分からず迷ってしまいそうだったけれど、

目印を発見して、一安心。

セブンイレブンから左に曲がって歩いていくと、古くからある住宅地。

地図には「ソシアル六本松」という目印があるが、それが何だか分からずに進んでいくと、

「ソシアル六本松」というマンションがあった。

その時点で、右上方に大きなアンテナが見えたので、「ああ、あそこに違いない」と思って歩いていったら、そこがNHK福岡局だった。

初めての道を歩くのは心細い。ああ、やっと着いた。

受付で「考査」と書かれた名札を受け取って会議室に入ると、巨大なドーナッツのような机に、

点々と椅子があり、十数人腰掛けて、机上の資料をうつむいて見ていた。

自分の名札を探して、楕円の巨大ドーナッツに沿って歩き、名札を見つけたところでストップ。

椅子に腰掛けた。

「あっ」そこで、筆記用具を忘れてきたのに気づいて、うろたえて隣の人にペンを貸してもらった。

すると、局の方が鉛筆と消しゴムを貸してくれた。


説明会では、

資料を見ながら、早口の説明を聞いた。分からない事があったら質問してほしいと言われたので、

頭の中に「?」が浮かんだら、鉛筆で資料をマークして、4回ほど質問した。


分からないことだらけ。

説明会参加者は20人くらい。その中で私のように何回も質問する人たちもいれば、無言の人たちもいた。

説明を聞いている中で、局の人が、「半数の方はモニター経験者・・・」と言ったので、

「なんだ、経験している人には分かりきった説明か・・・」と思った。


分からないことが多いと思いながらも、説明を聞いたことで、大まかにモニターのやり方が分かった。


奇妙に感じたこともある。

モニターそれぞれがするよう割り当てられた番組が違うので、

他の人の質問内容が分かりにくく感じられた。

同じように他の人たちも分かりにくかったのか、同じ内容の質問が何回か飛び交った。



月に10~12本の番組を見て評価する。

項目別に良い・悪いと評価し、その理由を100~400字で書く。

番組放送から5日以内に報告しなくてはならない。

評価・感想は、そのまま番組制作者が読むそうだ。


私は、「5日以内」という期限に関連して質問した。

番組を見たその時には「もやもや」と「なんとなく嫌だ」くらいにしか思わないことが、数日経ってその理由が分かることがある。

5日以降にそのような気づきがあったりすると思うけれど、どうしたら良いのか・・・と質問した。

私のこの質問を聞いた何人かの参加者が途中で笑った。そんなに変なことを質問しているか?

笑いを聞きながら、「・・・具体的に書けない漠然とした感じ方として書いても良いのか・・・」と重ねて質問した。

NHKとしては、5日以内の時点での評価を必要としていて、はっきりとした理由や根拠がなくても良いそうだ。

後から思いを伝えたいときには、「ふれあいセンター」という所に言えば良いそうだ。

私は、テレビを見て漠然とした不快感があった場合、後で理由が分かることがあるので、

笑われたけれど質問してみて良かった。


番組を作っている人たちに自分の声を届けるんだと思うと、やる気が出てきた。

自分の担当番組が、好みの番組なので楽しみだ。


モニター説明会の雰囲気は、少し変な感じだったけれど、

終わったことだ。


・・・わたむし(妻)