支え合い・・・

プールの更衣室で、「レッスン料500円、払い戻してもらった?」という水泳仲間の会話を聞いて、

私もそのレッスンを受けたので、会話に加わった。

そのレッスンとは、「ダイエットと骨盤調整」というテーマで行われた健康セミナーだ。

三ヶ月に1回くらいのペースで行なわれるもの。

私は初めて参加。

「ダイエット」というワードにも、「骨盤調整」というワードにも関心があって参加した。


ダイエットのコツについてまとめられた資料をもらい、

筋肉を増やす為に家庭でもできる筋トレの方法を教えてもらった。

また、骨盤が前に傾いていると下腹部の脂肪が取れにくいという説明も聞いた。

レッスンの終了10分前くらいに、レッスンの補助をしていた人が

大きな声で時間が押していることを担当者に指摘し、参加者たちはどよめいた。

その指摘により、骨盤調整について説明されていないという印象が強まったように思う。


私は筋トレで少し疲れたので、また次の機会にセミナーを受講しようと思い、スタジオを出てプールで軽く運動して帰宅した。


で、今日、レッスン料の返金という事態が発生したと聞いて驚いたのだった。

レッスンを受けられなくて返金されたのではなく、受講したのに返金?

何があったのかな?

モヤモヤ感が広がってきたので、心をスッキリさせるために問い合わせてみた。


骨盤調整を目的に参加した人が返金を要求したということだった。


私のようにダイエットにも関心を示していたら、大体満足できたのに、

骨盤調整を目的に参加していたら、怒りの収まりがつかなかったのだな。


「ダイエットと骨盤調整」というテーマは大きいものなので、

1回の受講で内容を網羅するのは不可能だろう。


「ダイエット」「ダイエットに役立つ筋トレ」「骨盤調整」等と、テーマを小さく絞って、

内容を焦点化したら、今回のようなトラブルは防くことができたのかもしれない。

それにしても、レッスン終了間際に主になってレクチャーする人が、サブの想定外の言葉かけによって動揺した様子を見て、私は大変気の毒に思った。

あんなことは、スタッフの反省会の場で言えば良いことだ。

私には、レッスンが崩れてしまう状況を見てしまったのが残念だった。

顔を潰されるような状況は、とっても気の毒。顔を立ててほしいものだ。

支え合ってほしいものだ。

ワンコインのレッスンで「返金してくれ」という事態にしてしまうのは、受講者としては次のセミナー参加につなぎにくい。

「骨盤調整について話が聞きたかったし、トレーニングしたかった」と苦情を述べるに留めても良かったのではないかなと思う。




三ヵ月後、また受講しよう。


・・・わたむし(妻)