「はい 泳げません」

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「はい 泳げません」というタイトルの本を図書館で見つけ、私は繰り返し読み、

書かれている内容を頼りに我流で水泳の練習をした。

この本は、水が怖い著者が泳げるようになるまでの道のりを綴ったものだ。

水が怖くても水泳を習得できますよ・・・という内容に私は勇気づけられた。

私には怖いものがあった。犬が怖かった。

飼い主に連れられて散歩する犬を見ると、体が強張ってしまっていた。

子どもの頃に家で飼っていた犬にも近寄れなかったし、小犬も怖かった。大人になっても。


精神科での治療により、犬恐怖症は和らいだ。すると、女性恐怖が前面に出てきて困るようになった。

「犬が怖い」と思っていた方が生活に支障がなかった。

本当は、母親や母親を思い起こさせる女性が怖く、それを言う代わりに「犬が怖い」と言って怖がっていたのだった。

もう犬は怖くない。特定タイプの女性が怖い。


多分、犬恐怖症が和らいだように、

水泳を習得したように練習すれば、女性恐怖症も和らぐだろう。


「はい 泳げません」を読むと、励まされているように感じるから、

また読もうと思う。




「うきはアリーナ」のことで人と話していると、それぞれの人が自分に都合の悪いことは言わずに

済ませているのかもしれないと感じることがある。だから、肝心なことが分からない。

知りたいことを知ろうとしたら、もしかしたら怖いことが起こるかもしれない。

「変な人」「おかしな人」だと噂されるだろう。既に煩わしい人だと思われているだろう。

そういう人とは親しくならなければ良いだけだと思う。

「人が怖い」という思いがあるけど、知りたいことについて尋ねていこう。