「楽しさ」と「笑い」

1コース・・遊泳
2コース・・泳ぐ人のみ
3コース・・歩行&水泳
4コース・・歩行&水泳
5コース・・歩行運動のみ
6コース・・初級水泳教室・・泳力様々
7コース・・初級水泳教室・・クロールの息継ぎが出来るようになった人たち
8コース・・初級水泳教室・・水に顔をつけられない人も参加可能


私は、我流であるが息継ぎが出来て25メートルを泳いでいたので

最初から6コースのグループに参加した。黙々と泳ぐ人が多いので、私には参加しやすかった。

雑談が苦手な私には好都合だった。


隣の7コースは、6コースと違う雰囲気だ。会話好きな人が多い。
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○○○○○                                        ○○
   ○→                ○→            ○→         
             ●
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●は先生。○は生徒。泳ぐ前と泳いだ後が生徒のおしゃべりタイムになっている。

私がいるグループでは、話す内容はそのとき教わっていることだ。

隣のコースでは、別の話題も混じっているし賑やかだ。休憩時間にも会話が弾んでいる。皆、楽しそうだ。


しかし、私は、その楽しさには馴染めないと感じていて、6コースの黙々とした雰囲気に満足している。

それでも、たまに戸惑うことがある。先生は1人の男性を少し弄っている。その人自身もユーモアのある笑いを誘う言い方をする。しかし、私は笑ってよいのかどうかと考えてしまう。私には可笑しいことなのかどうか分からない。

「初級水泳」でも「目指せ4泳法」でも、笑い声が上がるときに、何を笑っているんだろうと思うことがある。

泳ぐ人を見て笑っている場合もあるし、先生のトークで笑っていることもある。

みんなと一体になって笑えない自分は、やっぱり変なのかなと思う。


私が笑ったのは、初めてバタフライが泳げたときだ。思わずフフフと笑ったのだけど、

子どもなら「ヤツター」と表現するところだろう。



私は単純に、体を動かしているときに楽しいと感じる。

黙々と歩くだけでも気持ちがスッキリするし、

プールの底に微かに映る自分の姿を見ながら泳ぎ続けるのも楽しい。

お笑い番組のような「笑い」はなくても楽しい。