2歳児衰弱死

札幌で2歳の女の子が衰弱して亡くなったというニュースを見た。

泣き声を心配した人が児相に通報。

警察にも通報があった。

なのに命は救われなかった。


ニュースを見ていると、児相と警察が責任のなすりつけをしているようにも見えるが、

通報しても児相が動かなかったんだから、

子どもの命を救うための機能が停止しているのは確かなんだろう。


人手不足なのか、夜間に仕事をしないルールになっているのか、

よく分からないけど・・・。

通報から48時間までに子どもの安否を確かめなくてはならないというルールがあるそうだが、

札幌では機能してないみたい。

48時間ルールを守らなくてもよいという札幌ルールがあるのかもしれないと思った。


私の過去の記憶をたぐりよせると、

児童相談所の職員は、児童福祉士という専門職で、所長は医師だった。

多くの知識がある人たちだった。

仕事の研修で、福岡の児相・所長の講和を聞いた。

ためになったなあと思ったが、

その後、福岡の児相での不祥事が発覚した。

すごいなあという感動は失望へ傾いた。

不祥事は起こるものだと思っていたほうがいいのかな・・・。


どこでも不祥事は起こる。

札幌の場合、死者が出た。

救うチャンスは何度かあったようだが、

あえて手を差し伸べないという不祥事が、

2歳の女の子を死なせてしまったんだと思う。


親については別問題だと思う。

3週間もご飯を食べさせなかったら、子どもは死ぬでしょ。

「衰弱死」という言い方されてるけど、

死ぬのが分かっていて食事を与えなかったという「殺人行為」でしょ。

子どもを自分の一部のように思ってたのかな。

自分を大切にしないのと同じように、子どもを大切にしなかっただけという軽い気持ちで

世話をしなかっのかな・・・。

痩せた子どもを隠したくて、あえて死なせたのかな・・・。

駄目な母親だと言われたくなくて、発覚を恐れて死なせたのかな・・・。


・・・わたむし(妻)