川崎の襲撃事件について

昨日、川崎で小学生を襲撃し死傷させたという事件について、

犯人は引きこもり傾向にあったとニュースで知り、かなり衝撃を受けた。

ニュースでは、「引きこもり傾向」とだけ言われ、

どれくらいの年月、引きこもっていたかは分からなかった。


犯人の元同級生の言葉にも衝撃を受けた。

悪口だったからだ。


今朝、テレビで知った犯人の境遇にも衝撃を受けた。

両親が離婚し叔父夫婦に引き取られた。

祖父母、叔父夫婦、いとこ2人と暮らしたのだが、

犯人は、いとこと兄妹のように育ったのではなく、

区別されて育ったという。

祖母がいとこと犯人を理容店へ連れて行ったとき、

祖母は、いとこの髪型は「きれいに」と店に頼み、

犯人の髪型は丸刈りでと差をつけた。

いとこ2人は私立のカリタス小学校へ通い、犯人は公立小学校へ。

愛情を受けづらい環境で育ち、学校でも友情を育めなかったのか・・・。


今、仕事をしていないのはダメなことだという空気の中で

私らは暮らしている。

専業主婦である私は、ときどき肩身の狭い思いをする。

今の世の中で、家事をしているなんて仕事ではないらしい。

非生産的なダメ人間という視線を受けることは、ときどきある。

たまに、何か言い返してやろうかと思うこともあるが、

思うだけだ。

あぁ、ブログに書いて発散しているか・・・。

ぁぁそうか、私の場合、ブログの書き込みがガス抜きになっていて、

怒りが溜まっていないんだな。

なので、復讐してやろうという考えは浮かばないのだな。


ネットでブログをいろいろ読んでいると、私のような専業主婦の書き込みは多い。

自虐的に「引きこもり主婦」と書く人は珍しくない。


私は働いていたときに、いろいろ嫌になることがあって人間嫌いになってしまったようだ。

今は、家族以外の人との交流はとても少ない。

近所の人とは、挨拶程度の付き合いだ。

人間は好きではないが、

周りの人を不幸にしたいとは思わない。

適度に距離を置いて暮せればいいなと思う。

友達付き合いも無くて構わないと思ってる。

一人で外出し、それなりに楽しんで帰宅できれば十分だ。

働かなくてはならなくなったら、黙々とやれる仕事を探そう。

ゆるく、引きこもって暮らしていても、いいじゃないかと思う。

引きこもっていてもできる仕事があれば、もっと良いなあ・・・。

非生産的な暮らしなんてダメだと言われるだろうが、

働かない働きアリがいても、良いではないかと思う。


私は以前、不登校や引きこもり支援の仕事をしていた。

昔のことだ。

昔、学校に通えてない子に対して積極的な登校刺激をしない私は、

学校の先生たちに陰で批判されていた。

悪口、いっぱい言われていた。

強い刺激はしなかったが、会話や会話なしでも一緒に居られる方法を

いろいろ試し、学校以外の居場所を作ろうと努めていた。

昔、そういう努力をしていたのは、

私の心の財産になっている。


「居場所」と思えるところがいくつかあれば、なんとかなると自信を持って言えるというのが、

私の心の財産だ。


ニュースで、少し、引きこもり支援の話が出てきている。

今は、どのような支援がなされているのだろう。

引き続き、ニュースを見ていこう。


事件が連鎖しないことも心配。

犯人と同じ境遇の人、たくさんいるだろうから。

・・・わたむし(妻)