たられば
野田市で小4の女の子が父親に虐待されて亡くなった件で、
信じられないようなニュースが続いている。
信じられないと思うと同時に、
人間の命って、そんなに軽いものなのかという絶望を感じた。
学校のアンケートで苦境を述べるのも、
先生や児童相談所に相談するのも、
自分の身の安全を考えたら、するべきではないと、
ニュースは教えているようだ。
「秘密を守ります」「あなたを助けます」「あなたを気にかけています」と言ってくれる大人が、
実は、加害者を手助けし、
本当は、秘密を守るふり、助けるふり、気にかけているふりをしているだけで、
自分らの身の安全を優先し、
困っている子どもを見殺しにしている。
そんなときに、誰を頼ったらいいのか、
ニュースも情報番組も伝えてくれていない。
子どもが、「親から殺されるかもしれない」と感じたとき、
どこに助けを求めたらいいんだろう。
心愛ちゃんが、食事を与えられず、
冷水シャワーを浴びせられ、殴られているとき、
きっと、「もう死ぬかもしれない」と思ったに違いない。
たらればの話、
学校で、「もし、私が学校に来なかったら、
心愛が危ない目にあっているかもしれないと警察に言って」と
友だちに伝えていたら、
警察が家に様子を見に行ったかも。
・・・わたむし(妻)