柴山文科相の発言

柴山文科相が、教育勅語をアレンジして道徳教育に使えるんじゃないかと言っていた。

勅語とは、天皇のお言葉という意味だから、

柴山文科相は、教育についての天皇のお言葉を道徳教育に・・・と言ったことになる。

その、天皇というのも、明治天皇

日清戦争日露戦争をやってたときの天皇だ。

で、教育勅語では、日本は天皇が作ったんだよ・・・とか、

みんな仲良くしましょう・・とか、ちゃんと働きましょう・・とか書かれてて、

公のために尽しましょうとも書かれている。


昔の子どもたちは教育勅語を暗唱し、国に尽くす臣民としての自分を意識するよう教育されていた。

子どもたちは、国のため家族のために協力し、戦地へ行ったし、

戦争にも協力した。


柴山氏は、教育勅語を「良いもの」と言い、教育に使えると言ったが、

戦争で多くの犠牲があったことを思えば、

教育勅語を良いものと位置付けては駄目だと思う。


夫婦仲よくしようとか、慎み深く・・という内容は、悪くはないけれど、

負の側面を意識して発言してほしかった。

戦前戦中の教育には間違いがあったし、

その根っこに「教育勅語」があったんだから、

道徳教育に使えるなんて言ってほしくない。


・・・わたむし(妻)