クローズアップ現代+ 引きこもり特集を見て
NHK「クローズアップ現代+」の引きこもり特集を見た。
引きこもりは、社会問題の一つととらえて番組を見たものの、
結局、引きこもりは、私自身の問題だなと思った。
買い物、習い事以外では、家族以外の人と接することはない。
友達との交流もない。
ボランティア活動を以前はしていたが、今はやめている。
仕事の依頼がきても断る。
近所の人とも交流してない。
いつも一人で行動する。
学生の頃、「何日も人と話してないなあ」と寂しくなることがあったが、
今は、人と話さなくて寂しいとも思わない。
ただ、話さないと顔の筋肉が衰えるから、顔の体操はしている。
「クローズアップ現代+」では、引きこもりを否定せず、多様な生き方の一つであるような印象で紹介していた。
そんなふうに、やさしい紹介だと助かるなあと思った。
何人もの障碍者を惨殺した植松や、生産性がないと無価値と言ったりする議員のような価値観が正しいとするならば、
私は、無価値に近いだろう。少なくとも、家族のために家事をし、
いくらかの消費をし、法律を守って社会秩序を乱さないようにしているから、
全くのZero生産じゃないんだけど・・・。
こっそりと生きる。それでも良いかもしれんと番組見て思ったりした。
働かざる者食うべからず・・と言われたら、
一応、家庭内で働いていますと言おうかな。
お金を稼がない者は無価値だ・・・と批難されたとしたら、
「稼がないと無価値と言いますが、その根拠は何ですか?」と
質問で返そう。
「もしもあなたが、病気や事故で稼げなくなったら、自分は無価値だと思うんですか?」
質問を重ねよう。
「あなたの言う無価値な人間は、どうなったらよいと思いますか?」
さらに、質問を続けよう。
引きこもり特集を見ると、なぜだか元気になる。
悩んでいるのは自分だけじゃないと安心するからかもしれんなあ。
おや?
私、悩んでいるんだな。
「専業主婦です」と自己紹介するとき、
「本当は専業主婦ではなく、引きこもり主婦なんです」と心の中で呟いていて、
人に見せられない醜い正体を隠しているような居心地の悪さを感じていて、
モヤモヤして悩んでいるようだ。
30代、40代でこじらせてしまったなあ。
人と接する仕事をしていて、「人間、怖いなあ」と思うようになったのは、
引きこもりの要因になっているみたい。
「人間、怖いなあ」と一般化し過ぎていると理屈では分かっているけどね。
・・・わたむし(妻)