ちょっと体調悪いのは・・・

大河ドラマを見て体調が悪くなることは、これまでにもあった。

今度も、ちょっとヤバい。

政次が亡くなる回は見ない方が良かったんじゃないかと、ちょっと後悔している。


そもそも、ストーリーそのものに苦手要素がある。

登場人物たちが小野家を徹底的に嫌い、井伊家の仲間として認めないという始まり方だった。

徹底的に嫌う様子から、嫌われる小野に問題があるからだという流れが見えた。

小野家を受け継いだ政次も、父親と同様に嫌われ、

井伊家の仲間とは見られず命を奪われそうになる。

嫌いなら殺しても構わないという井伊家の人々の無慈悲さが見えるようだった。


政次は、嫌われたまま井伊家に尽くす。

そして、裏切り者として磔の刑で死んでしまう。


主人公直虎への忠義として描かれている話なんだけど、

忠義心を利用して井伊家を守るとも言える。


政次は自分の意志で命を投げ出す。

政次が設定したストーリーにのって、直虎は磔になった政次を自ら殺害し、

後の世まで裏切り者として語り継ぐと言う。


みんなの前で、こういう芝居をするんだけど、殺害だけは芝居じゃなくて政次は死んでしまう。


これで良いのかな?

組織のため命を投げ出すことは、美しいことなのかなという疑問が残る。


こういう話が素晴らしい、神回と絶賛されるのは、

どうなんだろう。


生き延びようとしたけれど処刑されてしまったという話では駄目だったのかな?

嫌われ者が、それでも生き延びるという話にはならなかったが、

嫌われてもなお生き延びたいと願うという話では駄目だったのかな。


史実では、政次は自ら死を願ったんだろうか?


・・・わたむし(妻)