一生治らない

昨夜、夫はご近所さんとの飲み会だった。

お酒を飲むことが出来ない私は、家で帰りを待った。

11時半ごろ、もうちょっと遅くなるとの連絡を受け、

私は、「もうちょっと」を1時間くらいと解釈した。


実際は、「もうちょっと」は3時間くらい。夫は3時前に帰ってきた。

普通は、家で帰りを待ったりしないで眠っておくものなんだろう。

普通でない私は寝付けなかった。

また不眠症になってしまったのかな?と私は命の危険を感じた。

治ってなかったんだなと思うと、身も心も寒くなった。


2時くらいに着替えて近所のコンビニへ行った。

通りを歩く人が数人いた。

車は少なくなっていた。

コンビニでは30代かと見える女性が働いていた。

私は、小さなクロワッサンが5個くらい入っているのを買い、

とぼとぼと徒歩で帰宅した。

玄関を開けたら夫が帰っているという空想をしたが、

帰宅していないという現実だった。


帰宅を待つという緊張感で頭が冴えてしまったのか、眠ろうとしても眠れなかった。

私には、飲めば意識がなくなるくらいに強烈な睡眠薬が必要なのかも。

その強烈な薬は、薬局では手に入らない。

あああぁぁ。

死ぬまで、こういう苦しみが続くのかな。

眠れないのは辛い。

一生治らないんだろう。

これからも、ずっと一人で不眠症と付き合っていかなくてはならないようだ。

がっかり、残念というより、絶望した。

不眠で死にはしないだろうけど、健康な人には苦しさを理解してもらえない。

・・・わたむし(妻)