はぐれる

昨日、ツタヤとカルディへ行くためにイオンモール筑紫野へ行った。

まずはツタヤへ行った。

借りていたDVDの返却日だった。

私の前を歩いていた夫は、私が後をついて来ているものと思っていたそうだが、

私は、ある本の表紙に気を取られて立ち止まった。

本を手に取ってみたいという気持ちが抑えられなくて、その本をパラパラとめくって

元の位置に戻した。

気づいたときには、夫は先に行っていて、ツタヤの中を見渡しても姿はなかった。

悪いことに、携帯電話を家に忘れていたので、居場所が分からないまま、次の目的地であるカルディへ行くことにした。

私はカルディでトマトの缶詰を買うことにしていた。


買い物かごにトマト缶を入れて、ぼんやりと店内を見回していると、

「おい」

と夫から呼ばれた。

夫は買い物かごにトマトの缶詰を入れていた。

だから、私はかごと缶詰を元の位置に戻した。


はぐれてしまうときって、いつもこんな感じだな。

私が予定してない寄り路をするから、はぐれてしまう。


もしも私たちが人間ではなく、イワシだったとしたら、

はぐれた一匹は易々と大きな魚や獣に食べられてしまう。

鳥にも食われるかもしれん。


戦時中の人間だったとしたら、逃げ遅れて爆死かな。


一糸乱れずに歩く体育大学の集団行動だったとしたら、

遅れているぞと厳しく注意されるだろう。


シンクロナイズドスイミングだったら、大きく減点される。


音楽だったら、音やリズムを外して聴きづらくなる。


まあとにかく、2人で行動するだけでも大変だなと思ったりする。


・・・わたむし(妻)