38度越えの熱

だるさを感じて横になった。

ひと眠りしたら楽になるだろう。

おや?少しも楽にならない。変だな。体温測ってみよう。

おや?38度超えてる。風邪もひいてないのに。変だな。

とりあえずバファリン飲んでおこう。



翌日、バファリンの効果もなく38度越えの熱が続き、家事はお休み。というか動けない。

ポカリスエットを飲む。体温を測る。

おや?上がってる39度越え。

なに?40度?

あれ?耳が餃子みたいになってる。耳の下にぐりぐりができてる。

暑いのか寒いのか分からない。気温30度越えなのに。

体に貼っていた冷えピタがカピカピ。

病院へ行った方がいいのかな?

タクシーで行くか?

でも、トイレに行くだけでもフラフラだから行けないな。

だからといって救急車呼んだら、熱くらいで呼ぶなと迷惑がられるだけだろうし・・・。

明日には、熱、下がらんかな。明日、病院へ行こう。って何科?とりあえず内科?


翌日、残念なことに熱、下がらず。なんでだろう。左の頬が真っ赤に腫れてる。

夫が、タクシーで行ったらと言っていたけど、徒歩5分ほどの内科へ行った。

病院って、病気の人が行くところなのに、みんな自分より元気そうに見えた。

血液検査したら白血球の値が高く、細菌などに感染しているだろうとのことで、抗生剤を処方された。

私は、点滴とかしてもらえるのかなと期待していたから、がっかり。

ふらふらしながらも無事に帰宅。

早速、抗生剤を飲んだ。何か食べてから飲んだと思う。何食べたんだろう。

抗生剤は少しずつ利いてきたようで、夕方には体温は38度に落ち着いた。けれど、頬はすごく腫れてる。

夫が仕事の段取りをつけて、私を病院へ連れて行ってくれることになった。


次の日、耳の腫れを解明するために耳鼻科へ。頬の腫れを解明するために皮膚科へ行った。

耳鼻科では、耳の搔きすぎで感染症を起こしていると分かった。発熱は、頬の腫れが関係しているだろうとのこと。

皮膚科は、とても混んでいた。1時間半ほど待った。

この数日の経緯を説明すると、「たんどくですね」と先生に言われた。

高齢者や免疫力が低下している人がかかるそうだ。小さな傷から感染したのでは・・・。

繰り返し丹毒にかかる人もいるそうだ。

先生は、本にある丹毒患者の写真を見せて、話してくれた。


良かった。丹毒という病名を知って安心した。

それにしても「丹毒」って、言葉としては「梅毒」に近いな。

「丹毒」も放置していたら死んでしまう怖い病気らしいから・・・。


・・・わたむし(妻)