舛添都知事 辞任

今朝、舛添氏が辞職願を提出したというニュースを見た。

やはり、参議院選挙前に舛添おろしをするという流れは変わらなかったんだなぁ。

都議会の共産党議員は、子どもが学校でいじめられていると舛添氏が言ったことについて、

子どもを盾にするなんて許せないと言っていた。

そういう言い方もあるだろうが、家族を思って涙したと言うこともできる。

解釈によって、真っ黒にもなるし、別の色合いにもなる。



福岡のローカルニュースを見ると、小倉がせこいと言われているようで嫌だ・・・とか、恥ずかしいとかの反応もあれば、辞めて出直してほしいという反応もある。

反応は一色ではないようだ。


私は舛添氏のせこさから、浅田次郎の「壬生義士伝」を思い出した。

壬生義士伝」の主人公・吉村貫一郎は、お金に汚いと悪口を言われながら、故郷の家族に仕送りをする。

自分のためは全くお金を使わない。みすぼらしい姿で、持っている刀もボロ。

この作品読むと、家族のために働くサラリーマンと重なる。


舛添氏の場合、公費で私腹を満たし、悪質性が高いと言われていて、吉村貫一郎とは違うんだけど、

家族を思う気持ちは悪質ではなく、多分、舛添氏の美点だろう。


それにしても、残念だ。マスコミの追求の矛先が舛添叩きに集中したことが残念。

舛添叩きをするコメンテーターが微笑みを浮かべながら話す様子が、嫌だなぁと思う。

他人の不幸は蜜の味ってか。


問題の追求をしているふりをして、人格否定をして人を嗤う人って、恐ろしい。

もっとやれ、もっとやれ、と炊きつける人も恐ろしい。

ネットには、舛添死ねという書きこみもある。

恐ろしいな。


・・・わたむし(妻)