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ピアノの発表会で中学・高校の同級生に再開し嬉しかった。

かなり嬉しかった。普通に話しかけてもらったからだ。


うきは市から筑紫野市に引っ越してきたとき、私は寂しさよりも
モヤモヤした嫌な気分から離れたような
清々した気分だった。

子供たちが小学生だった頃、中学・高校の同級生から心ない言葉を耳打ちされとても嫌な気持ちになったことがある。

あなたのような人と付き合うつもりはなかったが、子ども会で一緒だからしかたがない・・というようなことを私にだけ聞こえるように耳打ちされた。

私は、そのようなことを言われる理由が思い当たらなかったから驚いた。

何も言いかえせず、その言葉は冷凍保存されているようにずっと心の中にあった。


自分が知らない所で酷い噂が流れているのかもしれないと思ったのだったし、親しく思うことを許さないと言われたようにも感じた。

言われた時に、「どうしてそんなことを言うの?」と質問できたら心のしこりにはならなかったかもしれないが、

当時は何も言えなかった。

心のしこりは、「自分には友だちはいない」という考えとして残り、「一人でいい」と孤独を容認する考え方が強まった。


同級生にもいろいろ居るようだ。

悪意で接してくる人もいれば、温かい挨拶を交わせる人もいるんだな。


・・・わたむし(妻)