たらいを買った。さあ、洗濯をしよう。

100円ショップにもドラッグストアにも洗濯用のたらいはなかったから、ホームセンターで買った。

ホームセンターには、小さいのから幼児がプール遊びに使えそうなくらいに大きいのまで幅広く品がそろっていた。

けれど、じゃんじゃん売れる物ではないらしく、棚の一番上に置かれていた。脚立に乗って棚から取り、足元にたらいを並べて選んだ。一番小さい物が800円台。それより大きい物は1000円越え。一人暮らしだったら小さいので良いかなぁ。私はそれよりも少し大きいのを買った。

たらいと言えば、ドリフターズのコントで頭上に落ちてくる金属製のたらいを思い浮かべるけど、店にあったのはプラスチック製。金たらいはなかった。

今朝、たらいを使って洗濯してみた。バケツよりも洗濯がしやすいと思った。シャバシャバと洗濯物を水の中で動かせるからだ。もみ洗いもしやすい。手が大きく動かせる。

洗濯物を干し終えて、図書館から借りてきた「昔ながらの暮らしの知恵 クロワッサン ちゃんと役立つ実用の本」マガジンハウスの中の、洗濯についてのページをめくった。生活研究家の阿部絢子さんが、手洗いを紹介している。

何にもしないのがポイント、つけおき洗い
ちょっとした汚れに、つかみ洗い
袖口が汚れていたら、手たたき洗い
ウールのセーターは、おし洗い
がんこな汚れに、こすり洗い
木綿や麻の基本の洗濯は、もみ洗い
デリケートな素材に、ふり洗い

数日前、テレビでワイシャツの襟汚れを落とす知恵が紹介されていた。

食器洗い用洗剤に少し水を入れて重曹を加えて混ぜ合わせる。食器洗い用のスポンジに付けて、汚れた襟をゴシゴシこする。汚れで黒ずんでいた襟が白くなった。

本には古くからの知恵が載っていて、テレビでは新しい方法が紹介されている。いろいろ試して生活に取り入れていきたい。

たらいを買って、やる気が出てきた。


・・・わたむし(妻)