最相葉月さんの言葉に勇気づけられた

読売新聞の人生案内に、私の心に触れる人生相談と回答があった。

自分はブスだから何をしても無駄だという相談に、ライターの最相葉月さんが、「…出口なしの洞窟から抜け出すには強い意志が必要です。簡単ではない。でもあなたにはできる・・・」と励ましていた。

最相葉月さんの文章の「ブス」という言葉を別の言葉に置き換えると、様々なコンプレックスに悩む人への応援歌になりそうだ。



「私はブスだブスだと思っていると何をしてもブスに見えてしまいます」という文で試してみよう。

≪私は駄目だ駄目だと思っていると何をしても駄目に見えてしまいます≫
≪私は嫌われ者だ、嫌われ者だと思っていると何をしても嫌われ者に見えてしまいます≫
≪私は不要だ不要だと思っていると何をしても不要に見えてしまいます≫

なるほど、自分で出口をふさいでいる考え方のようだ。

だから、悩みの出口から出るには、自分の強い意志が必要なのだなあ。

周りの人が「ブスじゃないよ」と言ってれても、悩みの洞窟からは出られないということなのだな。




また、回答では、「負けず嫌い」とも言われていた。

「他人と比べてしまうのは、魅力的な女性になりたいという願望が人一倍強い証拠」「死にたくなるほど勝ちたいから負けが大きな傷になる」「その負のエネルギーを行動に変えたら凄まじい力を発揮するはず」というように「負けず嫌い」を分析していた。

そんな優しい励まし方があるのだなぁと、負けず嫌いな私は心を動かされた。


負けず嫌いな私は仲間から嫌われて「不要だ」と言われる。負けず嫌いな心を改めないといけないと思っていたが、負けず嫌いでない自分をイメージできなくて凹んでいた。

ただ「負けず嫌い」という自分なのだと思って、「みんなから嫌われている」とか「要らない人間だ」というような意地悪な物の見方をしないようにすれば良いのだなぁ。


「人生案内」を読んで、心に染みついている「負けず嫌いだから嫌われる」という考え方を修正したいと思った。



・・・わたむし(妻)