危うい
昨日、小雨降る中、郵便局へ徒歩で出かけた。
台風通過後なので、風が強かった。
郵便局の入り口には、アーチ状に土嚢が積まれ、
人が通れるように、その中央が開けられていた。
積まれた土嚢を見て、台風を強く意識した。
次に、図書館へ本を返しに行った。
子どもが多く来館していた。
台風に備えて学校が休みだから、子どもが親と一緒に来たというところだ。
映像化された小説が目立つところに並べられていて、それらの多くが貸し出されている。
売れる小説が映像化される。映像化されると原作も読まれる。
売れるのは良いことなんだろう。けれど、私は、癒し作品だと勘違いしてイヤミスを読み、
ショックを受けたことを思い出し、無垢な心の子どもたちが、目立つように展示された本を読みませんように・・と願った。
図書館の奥へ行くと、渡辺淳一を忍ぶコーナーがあった。
渡辺淳一の妻は、夫の道ならぬ恋を認めていたというが、
そういう関係って、変態チックじゃないかと私は思う。
変態チックな本が、目立つように展示されている。
読んだ人の心を傷つける本、エロい内容の本が売れるのだろう。
これらの本のすぐ近くに、子どもたちが居た。
中学生も、この手の本を読むのだろうと想像した。
ゲームだったら、「残虐なシーンがあります」とか「猥褻な内容が含まれます」等と、
警告文が示される。
小説には、一切ネタ晴らしの警告文はない。
小説って、ゲームより危ういかもしれない。
・・・わたむし(妻)