家政婦のミタ

家政婦のミタ」が年末にまとめて放映されていたので、録画して見た。

面白く思いながら見たところと、納得いかないところがあった。


家族の要望に応えてなんでもやれる三田さんの様子と、そのときにふさわしい物が何でも入っているバッグが面白かった。

納得いかないのは、業務命令として笑うよう三田さんに要求することだ。

家族のために笑ってほしい、笑顔を見てみたいから笑ってほしい。

だから「業務命令」ということなんだな。


笑顔を見せることが、家政婦としての業務であるならば

笑顔を見せることも仕事に入る。



だけど、三田さんが笑えなくなった悲しい過去を告白し、

そのために自然な感情で笑えないのだと分かっているのに、笑うように要求するのは理不尽だなあと思った。


笑えない三田さんを、今の三田さんとして受け入れる話にはならなかった。

三田さんの笑顔にこだわった話になってからが、話としては面白くなくなった。



仕事で、自分の思想信条に反することをしなくてはならなかったときに、

「業務命令ですか?」と確認したのを思い出して、少し嫌な気分になった。

もしかして、この台詞は決まり文句として流行ったのかな?


・・・わたむし(妻)